【例題の内容】
例題としては「発光ダイオード点滅器」とし、PICのプログラムを作る
際の実例を通して、命令の使い方を演習します。
発光ダイオード点滅器とは?
PICを使う際にもっとも基本的な例題として使われるもので、今回は
下図の回路図のように、8個の発光ダイオードと2個のキースイッチ
を接続して下記動作をするものを作ってみましょう。
(1)キースイッチ1がONの間、8個の発光ダイオードが1個だけ、順に
1秒間隔で点灯するパターンに切り替わる。(パターン1)
(2)キースイッチ2がONの間、8個の発光ダイオードが1個づつ順に
点灯し、全部点灯したら一旦全消灯し繰り返すというパターンに
切り替わる。 (パターン2)
(3)キースイッチがどちらもOFFの時は何もしない。この機能を実現するためのプログラム作成と実際に動かすまでの
手順を順に説明します。
【回路図】
例題の回路は下図ですが、ポイントは、
・キースイッチの入力はPORT A(RA3,RA4)で行う
・発光ダイオードの点灯制御はPORT B(RB0〜RB7)で行う
・クロックは10MHzとする