【機能概略】
WinDraftが持っている機能を大きく分類すると下記のようになります。
以下にそれぞれの機能の特徴と上手な使い方を説明します。
(1)回路図編集機能
基本機能である回路図そのものを描くための機能
(2)ライブラリエディタ
回路図の部品を作成するための機能で、自分専用の部品ライブ
ラリを作成することが出来る。
(3)タイトルブロックエディター
図面のタイトルを作成するための機能。
(4)ネットリスト作成機能
PCBレイアウト(WinBoard)や他のCADにデータを渡すための
ネットリストを作成する機能
【回路図編集】
基本的な機能である回路図編集をするための特徴を列挙します。
Windowsの基本操作をそのまま取りこんでいるので、ドラッグ&
ドロップなど同じ操作感覚です。
(1)Part Pallette
抵抗やコンデンサなど、良く使う部品をパレットとして画面端に
常時用意することが出来る。
これにより必要な部品をすぐ張りつけることが出来、効率的。
(2)配線接続部にはジャンクションを自動作成
T交差となる配線接続部には、自動的にジャンクション用の丸印
を追加し、接続点であることを明確に出来る。
このとき、部品のPIN側から接続配線をスタートし、配線に接続
させることがコツ。
【ライブラリエディタ】
・部品としてあらかじめ登録しておく機能です。標準で10,000種以上
の部品がライブラリとして登録されています。
・これにさらに、自分で部品を作成したり、新たなライブラリを作成
することが出来ます。
・ライブラリにはディジタル、アナログのIC以外に、ディスクリートの
各部品も用意されている。真空管もある。
・各種の属性が設定登録でき、各種用途で有効活用できる。
−PCBレイアウト時の部品パターン指定
−部品表用属性
【タイトルブロックエディター】
図面のタイトル欄を作成するツールで標準のパターンとして格納し
繰り返し作成できる。
【ネットリスト作成】
PCBレイアウト(WinBoard)や他のCADにデータを渡すためのネット
リストを作成する機能で、描いた回路図からネットリストを自動生成します。
配線記号やアートワーク用の基板パターンも関連づけされたネットリストと
なっているので、WinBoardへの直接連携が可能です。