【概要】
我が家のSOHO環境構築に多大の貢献をしているのはLINKSYS社のルータである。
ケーブルモデムと接続してSOHO環境を構築する際には、何の設定も要らずデフォルト
のままであっけなく接続が完了してしまった。
そういう意味で、家庭用のSOHOを構築するには簡単でしかも結構安価であるので
お勧めの製品である。
【ルータの外観】
使用したルータ「BEFSR41」の外観は下図のようになっていて、据え置き型である。
正面には操作部は一切無く表示のみで、LAN、WANとの接続と通信状態の表示が
常時出ているので使用状態はすぐに把握できる。
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背面にはケーブル接続用の6個のポートがあり、通常のLANケーブルコネクタで
接続が可能である。
あとは電源アダプタ用コネクタがあるのみで、スイッチ類はひとつも無いという
割り切った構造である。
接続コネクタは、下記のようになっている
1.WAN接続用
CATVかADSL接続用で、自動認識であるのでCATVであればケーブルモデム
とストレートケーブルでいきなり接続して全く問題無い。
2.ポート1〜ポート4
通常のLAN接続用のポートでパソコンなどのLANカードとストレートケーブルで
直接接続する。
10M/100Mbpsの自動認識をするので、そのまま接続するだけでよい。
3.Uplinkポート
HUBを増設するときのポートで、このルータをHUBとして上位のHUBに接続
する時に使用する。
【注意】
このUplinkポートはポート1と兼用になっているので、どちらか一方しか
使えない。従って、Uplinkを使用するとポート1は使えないことになる。
【ルータの仕様】
このルータの仕様は下表のようになっています。
項 目 内 容 製品名 EtherFast Cabel/DSL Router 型番 BEFSR41 標準価格 オープンプライス(市場価格は3万円強) 準拠規格 IEEE802.3、IEEE802.3u プロトコル TCP/IP、RIP1、RIP2 アクセス方式 CSMA/CD(搬送波感知多重アクセス衝突検出) 通信方式 全二重/半二重 通信速度 WAN:10Mbps(10BASE-T)
LAN: 10Mbps(10BASE-T)又は 100Mbps
(100BASE-TX)適合ケーブル 10BASE-T:UTP/STP カテゴリー3 又は5
100BASE-TX: UTP/STP カテゴリー5 又は5以上ポート 10BASE-T/100BASE-TX RJ45ポート×4
(アップリンク使用時は最大3ポートまで)
10BASE-T ブロードバンド(WAN)ポート×1
10BASE-T/100BASE-TX RJ45アップリンクポート×1LEDインジケータ Power
LAN用Link /Act、Full/Col、100
WAN用Link、Act、Diag電源 5V DC3A 専用アダプタ100-240VAC 外観寸法 185(W)×155(D)×48(H)mm 本体重量 480g 環境条件 温度動作時:0〜40℃
湿度動作時:10〜85%(結露なきこと)付属品 マニュアル、ACアダプタ、電源ケーブル 安全規格 CE、FCC Class B、UL、CSA
【ルータの機能と使い方】
このルータは単純にできてはいますが、一通りの機能は持っていて下記のような
使い方が出来ます。
(1) DHCPクライアント/サーバー
上位WANに対してはDHCPのクライアントとなって、グローバルなIPアドレスの
割り振りを受け付けます。
さらに、下位となるHUBの各ポートに接続されているパソコンに対しては、DHCP
のサーバとなることができ、各パソコンにローカルIPアドレスを割り振ります。
このローカルアドレスの範囲はあらかじめ設定しておくことが出来るように
なっています。
(2) フィルタ機能
このフィルタ機能には両方向がありどちらか片方の機能が可能となっています。
・内部から外部へのフィルタ
LANに接続されている各パソコンに対し、指定したパソコンのみ外部へ
出れない、つまりインターネットへの接続が出来ないようにします。
このときには、DHCPサーバ機能が使えず、マニュアルで各パソコンのIPを
設定する必要があり、そのIPアドレスで特定のパソコンを指定します。
・外部から内部へのフィルタ
すべての外部(インターネット)からのアクセスを破棄して外部と内部
を遮断します。つまり単なるHUBとして動作することになります
(3) フォワーディング機能
WAN側に固定のグローバルIPアドレスが持てる場合(ケーブル会社から固有
のIPアドレス提供サービスがある場合)には、そのアドレスをLAN側の
特定の1台のパソコンに割り振り、そのグローバルIPアドレス宛の外部から
の特定のポートへのアクセスを直接接続します。この機能により、LAN側に
Webサーバなどのサーバを設置することが出来ます。
このとき残りのパソコンは通常のLAN接続状態として使え、インターネット
も使うことが出来ます。
(4) ダイナミックルーティング機能/スタティックルーティング機能
他のルータと一緒に大きなルータネットワークを構成する際に、互いにルー
ティングテーブルを自動更新する機能で、これにより、常に最新のネット
ワーク状態を維持することが出来ます。
同様にスタティックルーティングでは、ルーティングテーブルを固定で維持
するもので、マニュアルにより変更することで更新します。
(5) DMZ Host機能
DHCPサーバ機能を使わずに固定のIPアドレスを割り振っておき、そのIPアド
レスで特定の1台のパソコンをDMZ Hostに指定すると、ルータ内のファイアー
ウォール機能をバイパスしてあたかも直接インターネットに接続している
ように動作させます。
これにより動作しなかったネットワーク対応のゲームフトなどが動作する
ようになります。
しかし、この場合には、そのパソコンはファイアーウォールの保護を受け
られなくなるので注意が必要です。
指定した以外のパソコンは通常のLANへの接続状態でつかうことができ、
共有もWEBのブラウズもファイアウォールの保護の元でできます。
【ルータの設定】
このルータの各種設定はすべてWebベースとなっており、LAN上にあるいずれ
かのパソコンでブラウザを起動し、URLアドレスとして特定のIP(192.168.1.1)
を指定すると設定画面がブラウザに表示されます。
ただし外部からのリモートでの設定は出来ません。
画面は基本設定画面と、上記の各拡張機能ごとの画面とで構成されており、
非常に単純な構成ですので、設定項目も少なくなっています。
下図は基本設定画面(SETUP)で、通常の使い方での設定はここで全て完了
します。
さらにもっとも一般的な使い方(私の使い方)では、デフォルトのままで
何も設定変更しなくても動作するようになっています。
つまり、WAN側も、LAN側もDHCPでIPアドレスを自動割り振りという使い方
では何も設定は要りません。