PICで楽しむ
「USB機器自作のすすめ」

 技術評論社    ISBN4-7741-2715-9
 全国書店にて発売中です。
 303頁   \2,680+税
 CD-ROM付き
 後閑 哲也著




 本書でご紹介するUSB2.0対応モジュール内蔵のPIC18Fマイコンは、これまでちょっと敷居の高かったUSB通信を実に簡単に手軽に組み込めるようにしてくれます。
 USB接続をするには、最初プラグ&プレイでお互いを認識するプロトコルが必要ですが、これらのプロトコルすべてがマイクロチップ社からUSBフレームワークとしてフリーで提供されます。このフレームワークの中で、必要なアプリケーション部分だけを組み込めば、簡単にUSB接続デバイスを製作することができてしまいます。
 マイコンとUSBコントローラを接続するこれまでの方法に比べて、マイコン内部にUSBコントローラが内蔵されてしまっていますから、実装も、制御も実に容易になります。
 このような便利な道具を使って思い通りのUSBデバイスを皆さんも作ってみてはいかがでしょうか。きっと夢が大きく広がることと思います。




     【 目   次 】

第1章 USBの概要
  −1 USBとは
  −2 USB通信の概要
  −3 USBコネクタを接続すると何が起きるか

第2章 USB2.0対応PICマイコンの概要
  −1 USB2.0対応PICの種類
  −2 内蔵USBモジュールの構成
  −3 USB用バッファの動作
  −4 USBモジュール制御用SFRの使い方
  −5 割り込み
  −6 ハードウェア設計方法

第3章 USBフレームワーク
  −1 開発ツールとUSBフレームワーク
  −2 USBフレームワーク
  −3 提供クラスの概要
  −4 USBフレームワークの使い方

第4章 CDCクラスの使い方
  −1 CDCクラスの概要と構成
  −2 汎用入出力ユニットの概要
  −3 PIC側のプログラムの作り方
  −4 パソコン側プログラムの作り方

第5章 汎用USBクラスの使い方
  −1 汎用USBクラスの概要と構成
  −2 PIC側プログラムの作り方
  −3 パソコン側プログラムの作り方
  −4 柏野氏作汎用USBドライバの使い方
  −5 複数インターフェースの構成の仕方
  −6 汎用USBドライバを使ったアプリケーションの作り方

第6章 実際の製作編
  −1 USB接続周波数カウンタ
  −2 USBイルミネーション
  −3 USB接続低周波発振器
  −4 USB接続データロガー
  −5 USBオシロスコープ

付録 CDROM