エディタの使い方


【MPLAB IDEのエディタ】

 MPLAB IDEには、テキストエディタが含まれていて、いつでも起動できるように
なっています。またプログラム作成用に便利に使えるように工夫されており、
色や字体がシンタックスに合わせて変わるようになっています。

このエディタはデバッグの際にも使えるようになっていて、ブレークポイントの
設定や、変数の値などの確認ができるようになっています。
エディタで表示操作できる内容は下図のようになります。
これらは設定で表示や操作ができるできないを設定するようになっていますので
デフォルトでは全てができるわけではありません。



【エディタの設定】

 このエディタは上図のように表示方法や行番号表示など使い勝手を設定で
変えられるようになっています。この設定を行うには、MPLAB IDEのメニューから
Edit → Properties で表示される下図のようなEditor Optionダイアログで行います。




(1) 行番号の追加
  テキスト表示の左欄に行番号を表示させたいときにチェックします。
  通常は行番号は表示されません。
(2) 変数値のポップアップ表示
  デバッグ中に変数の値を一時的に見たいときには、エディタの変数の文字
  の上にマウスカーソルを置くと変数のアドレスと値をポップアップで表示します。
  通常は表示するようになっていません。アドレス表示は別チェックとなっています。
(3) タブ表示形式の設定
  通常は重ね合わせの形式でウインドウが表示されるようになっていますが
  このチェックを入れることでタブ形式で表示っせることができます。
  タブ表示形式だけ、設定変更はMPLAB IDEの再起動が必要です。
(4) フォントの設定
  フォントの設定では、フォントと文字サイズが変えられます。ここで日本語フォント
  を選択するとコメントに日本語が使えるようになります。
(5) 色つけと文字の字体規則の設定
  Choose Colorsボタンにより色と字体を各要素ごとに変えられます。
  Default Colorsボタンで既定の色にまとめて設定できます。
(6) インデントTABの文字数設定
  TABキーで字下げする文字数の設定ができます。アセンブラの時は8文字
  C言語の時は4文字が最適です。
  1行の最大文字数も指定することができます。

【エディタの編集とデバッグ機能】

MPLAB IDEのエディタはプログラム作成用に便利になるよういろいろな機能が
盛り込まれています。
エディタ用のメニューは下図のようになっていて、ここから多くの編集機能を
使うことができます。




編集機能としては下記のようなものがあります。
 テキストのブロック選択
 選択部分のドラッグドロップによる移動
 切り取り、削除
 コピー & ペースト
 検索、置換
 ブロック編集(大文字、小文字の変換、コメント化、インデント、一致)
 ブックマーク
 各種設定
 

さらにエディタはデバッグ時にも使うようになっていて、下記のような機能を持って
います。詳細はシミュレーションの使い方で解説します。
  ・ブレークポイントの設定と削除
  ・トレース範囲の設定
  ・マウスオーバーによる変数の値とアドレスの表示
  ・変数のWatch Windowへのドラッグドロップ



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