PICクラブ 第4回情報交換会


【第4回情報交換会概要】

開催日時  1999年1月23日 PM1:00〜4:30
                 5:00〜 (飲み会)
開催場所  川崎市 中原 マイクロアプリケーションラボ内

出席者   落合 幸喜氏
      川村 浩之氏
      高木 美薫氏
      小田島雄一氏
      菅原 雄介氏
      松家 光雄氏
      小野寺康幸氏
      渡邊 剛寿氏
      矢野 百人氏
      下笹 洋一氏
      椎葉 克文氏
      小川  晃 氏
      佐藤  成 氏
      中村  一 氏
      有井 智哉氏
      梶川 信宏氏
      青山 秀治氏

     

【まとめ】 

 第4回の情報交換会は、池田さんから沢山のPICのプレゼントが
あったり、初めての飲み会があったりで、皆さんまた違った情報交換
が出来たようです。
今回は渡邊さんから研究成果とも言うべき超小型のPIC応用ロボット
の紹介がありました。

池田さん、沢山のPICのプレゼントありがとうございました。

また、自社のスペースを快く提供して頂いたり、MicrochipのCDなどを
提供して頂いた、MALの小川さんには心よりお礼申し上げます。

《参加者写真》

      梶川氏   小川氏  川村氏   小田島氏    (   ) 
                       (   )   小野寺氏
     渡邊氏     菅原氏  下笹氏               有井氏
          佐藤氏        青山氏   (   )     高木氏

【作品紹介】

(1) 梶川 信宏氏
  衛星NOAの撮影写真の紹介がありました。素晴らしく鮮明な画像が
  見られます。これは梶川さんの下記ホームページでも見れますので
  一度ご覧下さい。

  梶川さんのNOAA衛星写真のホームページ


(2) 渡邊 剛寿氏 (超小型ロボット)
  今回で2回目の参加になる、日本工業大学 大学院 機械工学専攻 
  中里研究室 修士 2年生 渡邊 剛寿 と申します。 (・_・)
  今回、持ってきたPIC工作は、「精密工学会」で開かれる小さな、小さな、
  ロボットコンテスト_相撲マイクロマシンコンテストに出す、昆虫ロボット
  を持ってきました。  (^-^)  
 


 
 

  20×20×20mmサイズに収めた、赤外線リモコンで動く、車です。
  今回は、PICに前進する、プログラムしか入っていないため、走るだけ
  でしたが、次回の報告会までには、赤外線リモコンで動くように改造
  したいと思います。 (@_@)
  ちなみに私のHPは下記です。暇がありましたら、いらして下さい。 (^-^)
       
        渡邊さんのホームページ

左側はリモコン
送信機

右側がロボット
本体
10円玉と同じ
ぐらいの大きさ



(3) 椎葉 克文氏
  ・自己紹介 椎葉と申します。
 リチウムイオンバッテリのメーカに勤務し、主に8ビットマイコンを応用
   したバッテリパックの開発を担当しています。
 PICはあくまでも趣味なのですが、最近同僚達が「使える」というのを
  嗅ぎ付けて、治具なんか作らされています
       (ライタは自腹なんですケド...(笑))。

 今回は第3回に続き参加させていただきました(2回目)。

  ・製作品<スマートバッテリー情報印字 −PIC16F84使用−>
 前回からのインターバルが短かったの(いいわけ)と、慢性のアイデア不足
   のため、 今回は(も?)碌な物ができませんでした。
  年明けに秋葉を徘徊した際、手ごろなプリンタ(税込み2,100円)があった
  ので、前回持ち込んだ残量表示基板を改造しくっつけてみました。

 スイッチ入力(処理に時間がかかるので手抜きしてフィルタ処理等は
  やっていません)で印刷を開始します。
 バッテリーからSMBusを介してデータを取得し、パラレルでハンドシェーク
  しながら印刷します。

 特に難しくはないソフト(と言いつつBCD変換や割り算まで作る事になりました)
  ですので、フンフン言いながら作ってみると最初ROMを2.5Kも食ってしまい、
  大幅なダイエットするハメになってしまいました。CALL命令の嵐でなんとか
  1Kに収める事ができました(最終番地は0x3F4とかですが...)。

 デモの最中に用紙がなくなってしまい、デバッグに苦戦したのがバレバレ
  でした(笑)。
        
       プログラムリスト+印字サンプル画像





(4) 青山 秀治氏  (パソコンスペアナ)
  パソコンを2GHzのバンド幅を持つスペアナにしてしまうアダプタの紹介。
  制御部にPICを使い、パソコンのプリンタポートに接続してグラフ表示する。
  実用域にある高性能なものです。

    スペックの詳細です。

青山さんのホームページ
 



パソコンで作成
するグラフ例















スペアナアダプタ
の外観


(5) 下笹 洋一氏   (赤外線距離計)
  これは距離を測定するものです。某光学機メーカーの光距離測定センサ
  を使用しています(写真1の下方1/3部分)。このセンサは、約1mまでの
  アナログ距離データを得ることができます。しかし、センサの出力を得る
  ためには、コントロールの信号を入力してやらなければならず、その制御
  を行うためにPICを使用しています。
  センサからの出力データは10bitのシリアルデータとして得られ、それを
  ある式により距離に変換します(PICの中ではテーブルを使用しています)。
  得た距離データは232Cでシリアルデータとして出力するようにプログラム
  しました。このボードではPalm/Pilot用のコネクタを取り付け、Palm/Pilotで
  データを確認できるようにしています(写真2)。

           写真1                       写真2






【後記】
  今回の情報交換会には、幹事を含め、不幸や急用で急に参加できなくなった
  方が複数名いらっしゃいました。 次回をまた楽しみにしたいと思います。





        目次ページへ戻る