汎用ユニットの製作


【概要】

 TCP/IPスタックの基本動作を確認するための汎用ユニットを製作
しました。
これを使うことで、TCP/IPスタックのプロトコルを順番に動作確認する
ことができます。外観は下記写真のようになります。




【内部構成】

 LANやインターネットに接続できる汎用のI/Oとして使えるように下記の
構成としました。
PICは64ピンのPIC18F67J60で一番メモリ容量の大きいものとしました。
これに液晶表示器として16文字×2行のものを基板に直付けとしています。
あとはLEDとスイッチですが、この他に汎用の外部出力を4系統用意しました。
アナログ入力として2チャネル用意し、その内1チャネルには温度センサを
接続できるようにしています。




【回路図】

上記構成での回路図は下記となります。
右下の汎用出力部は、5V出力とするため、トランジスタによるレベル変換を
追加しています。また、RCサーボをこれに接続することを考慮して
RCサーボ用の3ピンのコネクタで接続できるようにしています。
この5Vと液晶表示器には、外部から供給される電源をそのまま使っていますので、
外部から供給する電源は必ず5VのACアダプタ等にするようにして下さい。






【プログラムの製作】

この汎用ユニットは、TCP/IPスタックの学習が順番にできるようにしていますので
TCP/IPスタックのプロトコルを順番に追加しながら試すことができます。

例えば、最小構成のICMPプロトコルとARPプロトコルだけ実装したプログラムは
下記となります。これで指定したIPアドレスのpingコマンドに応答するだけの
プログラムが出来上がります。

★★★ ARP+ICMPのプログラム例



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