「マイクロコンピュータ」って何?

【マイクロコンピュータとは】

マイクロコンピュータはコンピュータの1種であることは間違いありません。
では何がマイクロコンピュータかというと、いわゆる中央処理装置部分がIC化
されたことが、マイクロコンピュータという言葉が使われた所以だろうと思います。

ただし正確に言うと、1969年に日本のビジコン社と米国のインテル社が開発した
最初のチップである「4004」の頃は、「マイクロプロセッサ」と言われていました。

          4004の外観

その後、ICの集積度が高くなり、1972年にインテルが「8008」を開発し、
テキサスインスツルメント社が「TMS1000」を開発した頃には、周辺回路が
内蔵されるようになって、マイクロコンピュータと呼ばれるようになりました。

従って、マイクロコンピュータとは、コンピュータの中央処理部と周辺回路が1チップ
のICに集積されたものの総称ということになるかと思います。
特に最近のマイクロコンピュータは必要な周辺回路もすべて1個のICに内蔵して
いることから、「ワンチップマイクロコンピュータ」と呼ばれるようになっています。
これを略して「ワンチップマイコン」と呼んでいます。

これらのマイクロコンピュータの歴史については、下記が参考になります。

   @ インテル社ミュジアム


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