MPLAB C32 周辺ライブラリの概要


【概要】

PIC32MXファミリの内蔵モジュールをMPLAB C32で動かす場合に必要な
組み込み関数ライブラリです。大部分の周辺モジュール用の関数が組み
込まれています。

関連ドキュメント(下記(4)のディレクトリ内に展開される)
 「PIC32 Peripheral Library for MPLAB C32 Compiler」

MPLAB C32をインストールすると自動的に展開され、直ぐ使える状態に
なります。
展開されたライブラリはデフォルトのままの場合には下記のディレクトリに
展開されています。

(1) APIに関するマスタのヘッダファイル
   C:\Program Files\Microchip\MPLAB C32 Suite\pic32mx\include\plib.h
(2) モジュールごとのAPIのヘッダファイル
   C:\Program Files\Microchip\MPLAB C32 Suite\pic32mx\include\peripheral\*.h
(3) モジュールごとのライブラリソースファイル
   C:\Program Files\Microchip\MPLAB C32 Suite\pic32-libs\peripheral\XXXX\source\*.*
(4) ドキュメント
   C:\Program Files\Microchip\MPLAB C32 Suite\doc

【特徴】

組み込まれている内蔵モジュールは下記となっています。

(1) システム制御関連
 ・システムレベル   :システム最適化などのコンフィギュレーション用関数
 ・キャッシュ     :キャッシュ動作に関する設定 かなりきめ細かい設定が可能
 ・DMA         :DMA動作に関する設定、チャネルごとの動作モード、相手の設定など
 ・バスマトリクス   :優先制御モード指定、メモリアドレスオフセットなどの設定
 ・NVM         :フラッシュメモリの読み書き用関数
 ・RESET        :リセット要因判定などの関数
 ・割り込み制御    :割り込みモードと許可禁止、優先順位設定、フラグ制御関数
 ・発振器制御     :発振モードのコンフィギュレーション設定、モニタモードの制御
 ・省エネ関連制御   :省エネモード制御

(2) 周辺モジュール関連
 ・I/Oポート制御    :入出力モード設定、オープンドレイン設定、プルアップ設定
             ピンごと入出力、アナログモード設定
 ・タイマ制御     :コアタイマ制御、汎用タイマ制御 オープン/クローズ、Read/Write
 ・入力キャプチャ   :コンフィギュレーション、オープン/クローズ、Read/Write
 ・出力コンペア    :コンフィギュレーション、オープン/クローズ、Read/Write Set
 ・SPI         :コンフィギュレーション、オープン/クローズ、Read/Writ
 ・I2C         :コンフィギュレーション、オープン/クローズ、Read/Writ
 ・UART        :コンフィギュレーション、オープン/クローズ、Read/Writ
 ・PMP         :コンフィギュレーション、オープン/クローズ、Read/Writ
 ・RTCC        :ハイレベル制御関数 − 日時、時刻設定、Read/Write、アラーム設定
            :ローレベル制御関数 − オープン/クローズ、Read/Writ
 ・A/Dコンバータ    :コンフィギュレーション、オープン/クローズ、Read/Writ
 ・コンパレータ    :コンフィギュレーション、オープン/クローズ、Read/Writ
 ・CVREF        :コンフィギュレーション、オープン/クローズ、Read/Writ
 ・WDT         :コンフィギュレーション、オープン/クローズ、Read/Writ



目次に戻る