バスマトリクスの機能


【バスマトリクスの機能】

 前ページの全体構成にあるように、バスは2段階の構成になっており、
第1段階のバスは誰が使うかに合わせてバスマトリクスにより切り替えられます。
つまりCPU、DMA、USB、デバッガそれぞれが独立にメモリや下位の周辺用
バスを使えるようになっています。(DMA: Direct Memory Access)

このバスマトリクスの切り替えは下図のように行われるようになっています。

 まずInitiatorと呼ばれる使う側には、CPUの命令バス、データバス、DMA、
デバッグ用のバス(ICD)、将来拡張用のバスインターフェース(IXI)の5組が
あります。
こに対しTargetと呼ばれる使われる側には、フラッシュメモリ、データメモリ、
周辺用バスの3つがあります。

Initiator側が使うという状態になると、自動的にバスマトリクスが要求された
バスに切り替えますが、同時に同じバスの使用要求が発生したときには、
Arbitorationが行われ、優先順位に従って切り替えられます。
この優先順位にも下図のように3種類のモードがあり、指定することができます。









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