ここでは高性能アナログモジュールを搭載したPIC24F GCファミリの
製作例を紹介しています。
GCファミリでは特に下記のアナログモジュールが搭載されています。
これらの特徴を活用した製作例を紹介します。
@ 12ビット、10Msps パイプライン型逐次変換方式の高速A/Dコンバータ
−自動積算機能、スレッショルド比較機能つき
−サンプルリストによる最大50チャネルまでの自動スキャン機能
A 16ビット デルタシグマ方式A/Dコンバータ
−オーバーサンプリング比選択可能
−プログラマブルゲインアンプ内蔵の2チャネルの差動入力
B 10ビット 1MspsのD/Aコンバータ
−2モジュール内蔵
C レールツーレールのオペアンプ
−2モジュール内蔵でコンパレータとしても使用可能
−GB積 2.5MHz
D 高速アナログコンパレータ
−3モジュール内蔵で可変リファレンスつき
−レールツーレール入出力
E 定電圧リファレンス
−3モジュール内蔵
F 100psec分解能の充電時間測定モジュール(CTMU)
−タッチボタン用
1.ワイアレスオシロスコープ
高速12ビットA/Dコンバータとオペアンプを活用したオシロスコープです。
Bluetoothでデータ送信し、タブレットでグラフ表示します。
2.デジタルマルチメータ
16ビットΔΣA/Dを活用した電圧電流抵抗計と、CTMUを活用したコンデンサ容量計
を組み合わせた製作例です。セグメント液晶表示器を活用しています。
3.ファンクションジェネレータ
高速D/Aコンバータを活用して各種波形を出力します。100kHz程度までできます。
4.正弦波発振器+ワイアレスオシロ
高速D/Aコンバータを活用した正弦波の発振器と高速A/Dコンバータを
活用したオシロスコープを一緒にしました。
Bluetoothでタブレットと通信しグラフ表示します。
5.周波数特性測定器
高速D/Aコンバータで正弦波を出力し周波数を連続的に可変します。
被測定器を通過した波形のレベルをデルタシグマA/Dで測定してBluetoothで
送信します。これをタブレットでグラフ表示します。