【入出力ピンのピン配置】
PIC10F20xシリーズは、6ピンの内4ピンが入出力ピンとなっています。
そのピン配置は下図のようになっていて、パッケージによってピン配置が
異なっていますので注意が必要です。
【入出力ピンの内部構成】
これらの各入出力ピンの内部は下図のような構成になっています。
他のPICと基本的に同じ構成になっていますので、使う上での注意
としては、GP3のみが入力専用のピンになっていることを注意する
だけです。
また、PIC10F204/206はリセット時はコンパレータの入力ピンとなって
いますのでコンパレータを使用しない設定にしないと汎用ピンとして
は使えません。
【関連SFR】
入出力ピンに関連するSFRは下記となっています。
(1) TRISレジスタ
入出力の方向を決めるレジスタで、ピン毎に対応します。このレジスタ
はメモリへの割り付けではなく、専用のTRIS命令で設定します。
(2) GPIOレジスタ
実際にピンとデータを入出力するレジスタです。ピン毎に対応します。
(3)プルアップ制御と状態変化ウェイクアップ機能
入力モードの時に、内部でプルアップ抵抗を接続することができます。
その設定はOPTIONレジスタのGPPUビットで行います。
ただし、GP2ビットはプルアップ機能がありませんので注意が必要です。
また、各入力ピンは状態変化によるウェイクアップ機能を持たせることが
できます。この設定もOPTIONレジスタのGPWUビットで行います。