【パッケージ図の修正】
Eagleのライブラリとして用意されている部品のパッケージ図は、すべて多層基板用
になっていますので、片面基板で使うとランドが小さすぎて丈夫にできません。
そこでコピーしたパッケージを修正しますが、次のような修正とします。
(1) ランド径を大きくする
これは片面基板で作る場合にランドを丈夫にするためです。とくにDIPタイプの
ICはこれでかなりランドが丈夫になります。
ただし表面実装部品はそのままとします。
(2) ドリル穴径を小さくする
これはドリルで穴をあけるとき、ポンチ穴の役割をさせるためで、小さな穴径に
することでランドの中心に穴をあけやすくすることができます。
【修正手順】
パッケージ図の修正は下記の手順で行います。
(1) ライブラリを開く
[Open] → [Library] → Mylibを指定してライブラリをオープンします。
(2) 次にPackageボタンをクリックして修正するパッケージ図を読み出します。
(3) 変更作業のため、Changeアイコンをクリックします。
これで下図のようにドロップダウンメニューが開くので、ここで直径を変更
するときはDiameterを選択、ドリル穴を変更するときはDrillを選択する
(4) 適当なサイズを選択してから、図の各ランドをクリックすれば変更されます。
(5) この図を保存すれば完了です。
このパッケージ図を使用するすべてのデバイスが変更されます。
【既存パターン図への反映】
上記で変更したパッケージ図を既存のパターン図に反映させるためには、下記
手順のようにします。
(1) 変更したいパターン図を開く
(2) パターン図でライブラリの更新を行う
[Library] → [Update] または [Update all] を実行する
これで修正した内容が反映されます。