パターン図印刷


【パターン図の印刷】

パターン図を印刷するときには下記のように複数の目的がありえます。

 ・エッチング用パターン図
 ・チェック用パターン図
 ・部品実装図
 ・シルク印刷図

これらのそれぞれに適するようにするには、Displayダイアログで必要なものを
選択することで行います。


【エッチング用パターン図の場合】

この場合には、下図のようにDisplayをBottom側のみにします。基板外形は必要に
応じて追加しても構いません。




この表示状態にしてから印刷でPage設定を下記のようにします。当然のことながら
Scale factorは1倍にして原寸大の印刷とします。
OHPフィルムに印刷する場合には、用紙の端に印刷するとA4の半分で節約できます。





【部品実装図の場合】

部品実装図として印刷する場合には、下図のようにtPlaceとPads、Dimensionを指定
すれば、図のように組み立て用の図となります。




【複数面付けの印刷】

 作成するパターンが小さくて、一枚の感光基板に複数枚を作成することが
可能な場合には、パターン印刷で複数枚の面付け、あるいは、異なるパターン
を同時に1枚の感光基板で作成すると効率的でコストの削減もできます。

 このような場合には、パターンの印刷の方法で複数面付けの印刷が可能です。
基本的には、作成する面数と同じ回数の印刷を同じフィルムに行いますが、
印刷する場合の印刷位置をずらすことで別の位置に印刷することができます。

 例えば、下図のような小さな基板を2枚面付けして作成する場合には、下記の
ような手順でパターン図を印刷します。





(1) まず下記の印刷設定で1回目の印刷を実行します。
  水平方向をLeftにし、LeftのBoaderを0.2インチに設定します。
  




これで下図のように印刷されます。つまりフィルムの左端から0.2インチの
ところから印刷されます。




(2) 次に印刷のPage設定を下図のように変更して同じフィルムに印刷します。
  この場合、インクが乾くのを待ってから印刷する必要があります。
  設定では、BoaderのLeftの値を0.2インチ+基板の横幅+0.1インチに設定
  します。最後の0.1インチは基板を切断するときののりしろです。




この印刷の結果は下図のようになり、2枚のパターンの面付けができた
ことになります。