パターン図の作成


【回路図からの自動生成】

 回路図作成の間、パターン図描画ウインドウを最初に作成し開いておくと、回路図を描くと
自動的にパターン図にも部品が登録されていますので、そのままパターン図作成に移ること
ができます。
 回路図のメインメニューの下欄にある「Board」アイコンをクリックすると下図のようなパターン図
が自動的に表示されます。
 この状態では各部品はまだ基板の外側に置かれていますが、互いの配線はラッツネストで
接続されています。
 このとき白い枠(基板の外形図)だけしか表示されないときは、回路図作成の間にbrd画面を
閉じていたため回路図が反映されなかったことによります。
 そこで、パターン図画面をいったん閉じ、コントロールパネルでBRDという拡張子のファイルを
削除します。
その後回路図で再度Boardアイコンをクリックすれば下図のように表示されます。






【基板外形の再作成】

 上図のデフォルトでの基板外形は、フリー版の場合の最大寸法、100×80mmのサイズ
で描かれています。
このままでは実際に使う基板の寸法と異なりますから、これを実際に使う基板外形に変更
する必要があります。変更手順は下記のようにします。

(1) グリッド寸法を1mmに設定する
(2) 削除ボタンを選択してから、現在の外形線を削除する
(3) 直線描画ボタンを選択してから、直角描画で線幅を0に設定する
(4) レイヤをDimensionにする




(5) 左下にある原点から外形を描画する。例えばサンハヤトの10K基板なら100×75mmとする
(6) グリッド寸法を0.1インチに戻す




図のように、作成する基板が使う基板外形より小さい場合には、外形線をmm単位
にしてから追加します。
こうすればベタパターンにしたときこの外形線の部分は避けてくれます。