部品表の作成


【部品表】

部品表とは、回路図に表現されている部品をすべて洗い出し、順番に
並べたテキストファイルです。
BSchには、この部品表を作成するための支援ソフトである。「Plist」が
あります。
ここでは、このPlistの使い方を説明します。

【インストール】

インストールは特別なことは無く、ダウンロードしたファイル「plist010.lzh」
を解凍するとできるフォルダの中に生成された、「PLIST.EXE」を実行する
だけです。


【設定と実行内容】

PLIST.EXEを起動すると下図のようなダイアログが表示されます。
これがPlistのメイン画面で、これだけで全ての設定と実行が完了します。






ここでの設定は下記のようになります。(添付テキストファイルより引用)


(1)「CSV形式」チェックボックス
  チェックしておくと、各項目をカンマで区切ります。また、文字列の項目に
  ついてはダブルクォーテーションで囲みます。
  このCSV形式のファイルはMS EXCELで直接表にして読み込みが出来ます。

(2)「部品番号のプリフィックスとサフィックスを分ける」チェックボックス
  (1)の「CSV形式」が有効なときにチェックできます。これをチェックしてお
  くと部品番号の後尾の数値を部品番号と分けて扱います。
  例えば、 FET10 → "FET",10
  R5 → "R",5 となります。

(3)「位置情報」チェックボックス
  チェックしておくと、図面上の座標を部品リストに付加します。
  XYの両方の座標を数値で表現します。CSV形式の時はカンマで区切られます。

(4)「部品名でソート」チェックボックス
  部品リストでの順序の決め方を変えます。
  チェックした場合は次の優先順位になります。
     部品番号プリフィックス→部品名→部品番号サフィックス
  チェックしない場合は次の優先順位になります
     部品番号プリフィックス→部品番号サフィックス→部品名
  どちらの場合も、1行内の各項目の表示順序は同じです。

(5)「重複部品のチェックを行わない」チェックボックス
  通常の場合 PLIST は、部品番号が同じ部品が見つかると、間違って部品番
  号が振られたのではないかとして、ユーザーがチェックするように行の先頭に
  印を付けます。
    (a) 部品番号が同じ で 部品名が同じ 行頭に「*」
    (b) 部品番号が同じ で 部品名が異なる 行頭に「?」
  標準ロジックの 7400 などのように1つの部品に複数のブロックを含むもの
  の場合、(a)のケースはごく当たり前に生じますが、(b)はあまり無いように思
  います。
  いずれにしても、行頭に「*」や「?」が付いた場合は図面を確認し、正しい
  ものかどうかを確認してみてください。
  このチェックボックスをチェックしておくとこの表示を行いません。また、
  (a)のケースの部品は複数存在するもののうち1つだけをリストに出力します。


下図は、これで作成したCSVファイルを読み込んだ例です。位置情報を付加
する設定です。










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